StudioTAIKAの佐藤嘉展です♩
今回、嘉展の論文がCureusという医学オンライン論文サイトにて、英語論文が採択されました。

日本語訳すると
「骨盤底筋エクササイズ中の自発的な骨盤底筋収縮の効率に対する下肢の位置および股関節周囲筋の共同収縮の影響」
というタイトルです。
シンプルに伝えると
“骨盤底筋のエクササイズはどんなポジションで行うと効率的か”
という論文です。
この研究に至った経緯は、「尿もれ」のお客様が多くいらっしゃる中で、男性の自分はどうアプローチしていいのか分からなかったことが大きなきっかけでした。
元々、尿漏れの方は、骨盤底筋の機能不全が起こっているということが以前から発表されていました。
ただどんなエクササイズをすれば良くなるのかがはっきりしていないこともあり、今回の研究を行うことになりました。
そこで今回は過去の先行研究等でよく出てくる、以下の4条件で比較してみました。

①仰向け位

②仰向け膝立て位

③仰向け膝立て外転運動

④仰向け膝立て内転運動
この4条件で
「膣を内側に引き上げるようにお尻を締めてください」
と伝え、骨盤底筋の動きを超音波エコーで確認しました。
結論からお伝えすると
「②仰向け膝立て位」がその他のエクササイズと比べて、骨盤底筋の活動が有意という結果になりました。
そこで今回の結果から分かったことは
・股関節屈曲位の方がより骨盤底筋を収縮させやすい
・ダブルタスク(2つのことを同時に行う)になると骨盤底筋を収縮させることが難しく、シンプルな方が動きをイメージしやすい
ということが分かりました。
骨盤底筋の働きを良くしたいと思っている方は「膝を立てて、膣を中に引き上げるように意識」してエクササイズしてみてください。
非常にデリケートなお話ですので、もしお困りの方いらっしゃいましたらご連絡ください。
まだ詳しい裏話もありますが、マニアックすぎるのでご興味ある方はまたお時間合う際に。笑
引き続き、ピラティスに関連する体幹のインナーマッスルに関する研究を続けていきます♩
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